2009-07-01 誰もいない教室で 超短編 机も椅子も、何もない教室。行政の方針によって既に廃校となり、後は取り壊されるのを待つのみの校舎の一角。年代を感じさせる木造の部屋の中心で、少女はつぶやく。「あの、一緒にお昼を食べませんか。あなたと一緒だと、おいしく食べられそうな気がするの・・・」返事はなかった。あるはずもなかった。 ===8<------------- めりものお誘いがあまりに切なかったので即興で。 地の文難しい。