シリーズたたずみで語るTwinHearts(仮)・その4

ようやく最終回です。今回はこれまでとは違い、全3回からざっと100年ほど後の世界のものになります。これまでに何度か出ている「島最大の港の街」がメインの舞台。意文化交流ってなんかわくわくするよね。
まあ今回のはぶっちゃけ蛇足なんだけど、うちの娘よりも先に浮かんだアイディアだし・・・。

リナ


これじゃ足がものっそ長い。手足を長く描きたがるクセがあるっぽいんだけど、まさにそれ。

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街の商店街に住む、商人の娘。15歳。旅の空に暮らし、行商と芸能を生業とする民族の中にあって、彼女の家族は珍しく、ひとところに留まる生活を送っている。
底抜けに明るく奔放なムードメーカー。基本的に頭は弱いのだが勘は鋭い。


この民族の身体的特徴として、背が高い、すらりとした体型、浅黒い肌、あせたブラウンの髪、明るいグリーンの瞳等、他とは違う点が多々あり、一目見ただけでも区別ができるほどである。特にその恵まれた体型は身体能力の高さに繋がり、他の追随を許さない。
また商才に長け、独自の文化から生まれた道具や装飾品を巧みに売りさばき、それを生活の糧とする。長い間行商を主としてきた経験といえばそれまでなのだが。
彼ら独自の文化のひとつとして、想像上の生物とされる竜に対する信仰がある。竜をかたどった刺青や装飾品を身に着けることで、生命力の象徴ともいえる存在を身近に置き、旅の無事を祈っているようである。そのデザイン性の高さから都会の若者達に大人気のようであるが、その由来まで知る者は少ない。


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体育会系アホの子。あれアホの子だったっけなあ・・・。
勘がよくて飲み込みが早いので頭の回転はいいってことで。
この時代はクラスの概念がありませんが、ナイフの二刀流で積極的に格闘戦を仕掛けていきます。その運動量で他者を圧倒します。

翼モチーフはそのまんま、竜。今まで何度か描いてるので分かる人は分かるんだけど、ここでは語りません。

クレア


一度リテイクした。あまりにダイナミズムに欠けるんだもん・・・。

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街にある学院の学生。21歳。学芸員志望。専攻は考古学。ウェーブがかった明るい金のロングと青の瞳、背は低いがメリハリのある体つき。ベストとプリーツスカートのいでたちは制服などではなく、単に彼女の趣味である。
思慮深く常に落ち着きがあり、判断力に優れる。その反面運動神経はからっきしであるのだが。

彼女の所属する学院は今でこそ島の生態系を分析し、また遺跡や出土物からその歴史を紐解くための研究を行っているが、その昔は豊富な元素を用いた魔術の研究のために設立されたという。しかし、蒸気機関が発明された事で時代の中心は技術へと移っていき、魔術の類は廃れつつある。もっとも、「手順さえ覚えれば誰もが扱えるが、うまく扱えるかは適性次第」という点で言えば技術も魔術も変わらないのであるが。
そのような背景があって今では魔術学などは人気もなく、隅に追いやられてしまっているが、その豊富な研究成果は侮れない。

彼女はそんな学院と浅からぬ縁があり、様々な援助を受けながらも遺跡にうっとりしつつふと我に返る日々を送っている。
ちなみに入学して真っ先に門を叩いたのは問題の隅の部屋だったのだが、入るなりすぐに試験を受けてそのまま単位を取った程度であり、あまりに手持ち無沙汰なので歴史に流れた、という経緯がある。

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文化系遺跡ガール。試験はまともに受けたので裏口入学ではありません。
常識人ながらもこれはこれで厄介な気がしないでもない。
生粋の魔術士系であり、術法を自在に操りどんな局面も切り抜けます。また、その抜群の適性から通常の人には扱えない特殊なものも扱えるとか、そうでないとか。

翼イメージはなんか超古代的な何か。一度描き直した。
あのーあれだ、ナスカの地上絵っぽいのを思い浮かべていただければいいと思います。

これに野郎をふたり加えて、4人が中心になる予定。正ヒロインはあくまでクレアさんだ。


以上、これにてたたずみの分は終了。長かった。そんなこといっても野郎は考えなきゃならんしモブキャラも考えなきゃならないし。まだまだ氷山の一角にすぎません。
でもまあ、それによってTwinHearts(仮)に深みを持たせられるなら、それでよし。