シリーズたたずみで語るTwinHearts(仮)・その2

こういうのは短期集中で連載しないとぜってー面倒がるのでペース速めにやるよ。
うちの娘特集はとりあえず今日までにしたい。


うちの娘「もうひとり」


こっちはもはや名前なんてありません。


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旅の途上、とある事件がきっかけで少女の内に表われた、意識のみの存在。本来は形を持っていないのだが、複雑な事情によりこの姿で表われる。
背丈や表情は少女と瓜二つであるが、腰まで伸びる薄い金髪と両の瞳が赤く染まっている点が異なる。また、服装も白のワンピースに白のサンダルと、限りなく色を排した出で立ちである。

常に落ち着いた口調と深い知識で少女の旅をサポートするが、とある話題の事になった時だけ、そのままの物言いで物騒な内容にすり替わっていたりする。どうやらただしっかりしているだけではなさそうである。

少女の意識と同時並列的に発現している別の存在であるため、意識の間で会話はできるし、もちろん二重人格などというものでもない。
また、少女の体に対して強烈な支配力を持っており、その気になれば乗っ取ることもできる。しかし現在のところ彼女にその気はないらしく、その行動は少女に委ねているようだ。
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まあ、ただの人外です。このふたりの間には浅からぬ因縁があり、それが原因で現状ひとつの体にふたつの意識というアンバランスな状態になっているわけで。全く面倒な事になったもんだ。
一応クラスは本職の魔術士、つまり術法専門。身体能力はからっきしである代わり、豊富な術法スキルでどんな間合いでも対応します。
翼モチーフは「羽の枠」。風がすり抜けてしまうためいくら羽ばたいても飛べません。

うちの娘after


大体5年後くらいを想定してます。
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紆余曲折あった末、現在は島の北東部、島一番の規模を誇る港の街で暮らしている。ふとしたきっかけで出合った学者達の手伝いとしてフィールドワークをこなす一方、その腕を買われて街の治安維持にも駆り出されている。もっとも、その代わりとして住むところと食事に困らず、そこそこの待遇を受けられているのだが。

現在は髪を伸ばしつつざっくばらんにくくっており、眼鏡をかけるようになった。当然ながらこの眼鏡には度が入っていないのであるが。
服装はニットの類とパンツのスタイルがお気に入り。

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ひとつ衝撃の設定があるのですがとりあえず自重しておきます。

現在のクラスは「もっと与える事を知りなさい」と強烈に釘を刺されたため、術剣士から舞踏士にチェンジしています。
舞踏士は様々な種類の踊りによって味方を鼓舞し、相手の力を削ぐサポート的な役割を持つもの。また格闘の流れを汲むため、独特の立ち回りで殴り合いもこなします。
元々身体能力に優れているため適職といえば適職。あとは壊す事から与える事にシフトできるかどうかです。

翼イメージは「蝶の羽根」。両方あってはじめて飛べるようになるのです。蝶のように舞い、蜂のようにぶん殴ると。

ぶっちゃけ5年後はいらない娘なのですが、これはこれで面白いので設定として残してはおきます。
次回からようやく別の娘に。