「ハイカーズ!」真・あとがき

まだ本が手元にないんだけど、コミケ終わったんで思うところをつれつれと。

今回参加することにしたきっかけなんだけど、以前から企画してくれたら絶対参加する・・・とか思っていたわけじゃなく、ふと魔が差したというか気まぐれというか、とにかく一時の衝動だったと思います。
もともとオレはコミケにも同人活動にも全く興味を持ってなかったし、イメージにしてもすげー人たちが才能の無駄遣い(失礼)とかプロの犯行とかしてるんだろうなー、という程度の知識しかなかったわけです。
一応同人誌は一冊だけ持っている*1んだけど、それはどうしても欲しかったにも関わらず商業ルートに乗っていないものだったから。執筆した中の人のファンだったってのもあるんだけど。
さらに言えば、身の回りには同人イベントへ行く人はいても作る人が全くいない。そしてオレは主催するような人間ではない。つーわけで、作る側、集める側のどちらにも縁がなかったわけです。


そんなオレがなぜ参加したのかと問われても、前述の通りやっぱり明確な理由があるわけでもなく、悪魔のささやき*2に乗った故の気まぐれというしかないです。
こうしてお絵かきドシロート同人ドシロートのオレは、なんとなーく今回の企画に参加した、と。


動機終わり。次は内容。
何描いてもいいって事だったので予定のない予告編です。さらに言えば、手前の娘はいずれなんとかしてあげたいと思いつつ、奥の娘については自分の構想から全く外れているという(苦笑
いやでも、全部ひっくるめてのTwinHearts(仮)なので、彼女の存在は必要といえば必要です。現状ストーリーテラーの役割になりそうだし。


全体のテーマは見ての通り、「本」です。もっと言えばノート。物理的に交わることは絶対にない彼女たちを結びつけるもの、それが本でした。
本は知識、本は歴史。いくら時が経とうが、きちんと保管してあるならばその内容はいくらでも読み返すことができます。少なくとも、人の一生よりは長持ちするはず。
現代では記憶媒体なんてさらにいいものができていますが、それでも、最も長い間、最も生活に浸透していているのは本なんじゃねえかと思うわけです。そういえばコミケも製本作業があるなあ・・・と思ったのはたった今の話。


そういうことで今回はもはやおなじみ過ぎるこの娘たちを描きましたが、同人活動に関しては今後彼女たちを描くことは二度とありません。
次に彼女達が同人の舞台に上がるのはずっと先、オレよりもずっとうまい方が同人書きたいと思う程度に気に入ってくれた時です。それが夢であり、野望であり。
そんな日が来ればいいなあ・・・と思いつつ、少しずつ準備していきたいと思っています。


ちなみに、現状では今後同人に参加する予定もありません。これは気持ちというよりも技術的、環境的な問題が大きいわけで。上書き保存するにも20分かかるような貧弱ノートではさすがに無理がある気がするのです。
いやでも、むちゃくちゃなスケジュールの中こうやって紙の媒体で何かを出せたってのはオレの中ではものすごい快挙だし、同時に達成感もある・・・はずなのです。

ごめ、やっぱり吹っ切れなかった。だがしかし別の方面で諦めはついた。
周りと比べてしまって明らかにアレ(何)でorzする(何)性分はもはやしょうがねえことっす。その辺は実際に本が手元に届いてから存分に悶絶することにします。
メール送んなきゃなあ・・・。


とにかく、今回執筆するに当たってその機会を与えてくださった方、稚拙な質問にも快く答えてくださり、アドバイスをくれた方、さまざまな方面に感謝です。
よちよちのへっぽこお絵描きストなオレでしたが、「ハイカーズ!」の箸休め的なポジションになれていたら幸いです。

*1:世界樹の迷宮のスコアブック。ここの過去ログをさかのぼれば記事あると思うぞ

*2:怒られそうだが敢えてこう表現する